健康診断

トンガ沖の海底火山噴火の影響が世界中に広がっている。この2年のコロナ禍でも、世界は一つ、しっかりと繋がっている、と今更ながら思い知らされた。今回の噴火ではその影響の原因を「空振」という言葉で説明されている。空気中を伝わる空気振動のことらしい。

今日は年に一度の健康診断。毎年感じるのは、二回の検便を取るのがやっぱり面倒くさい。最近のウオシュレットは使用後数秒で自動洗浄されてしまうので、まずはその設定を変えるところから。それでも、二回取り終えると気分的には健診の半分は終わった感じで気が楽になる。

いざ健診クリニックへ。コロナ禍で人数制限しているせいか、予約がいっぱいという割にはそんなに人はいない。スタッフの方々はマスク、メガネ、フェイスシールド3点セットで完全防備で対応してくれる。さぞ苦しいことだろう。全身検査服に着替えて検査場へ移動。皆静かにテレビを見ている。それにしても沢山のスタッフが働いている。検査技師や採血する看護師さんより圧倒的に個人フォルダーを運び続けるスタッフが多く驚く。しかも寒いのに、皆さんワンピースの制服に脚はストッキングでさぞ冷えるだろう。

超音波の検査では、膵臓のところで何度も何度も同じ場所をチェックされる。「多分あれだなぁ」と数年前の超音波検査でも指摘された嚢胞を思い出す。別の技師さんにも診てもらいますと、呼びに行ってくれた。

視力検査では、両眼ともよく見えて1.5の結果。この数年、視力が低下していたが最近は老眼鏡をちゃんと使い始めたのがよかったのか視力が戻った。何はともあれスッキリ見えるのは気分よし。

最後の医師との問診は、「コロナ感染予防のため滞在時間を短縮する目的で血液検査や尿検査の結果はなしで直ぐに問診を受けてお帰り頂けますが」との対応。まぁいいかと思い、その通り医師との問診へ。やはり超音波での膵臓の嚢胞12ミリを指摘される。「すでに数年前にも別の検査機関で指摘されていたが、去年こちらの機関での検査では何も言われなかったのでなくなったのかと思ってました」と言うと「去年の技師が見落としてたんですね」とあっさり。それでどう対処したらいいのか聞くも、特に病院を紹介してくれるサービスがあるわけでもないとのこと。なんだかスッキリしない健康診断だったな。まぁ元気だからいいけど。