カムカムエブリバディ

⑤Day28 2021/12/14(火)

昨日の雪はやはり根雪にはならず全て溶けてしまった。お陰で12月中旬でも運動靴でウォーキングが出来ているのは、札幌では珍しいこと。

母親の見守り生活をする様になり、我々の間に欠けているのは楽しい会話の元になる共通の話題の欠如だという事に気づいた。18歳で進学の為に家を離れて時々は帰省していたものの40年も違う世界を生きてきた2人の間にそれ程盛り上がる共通の話題などない。これは親子に限らず、久しく会っていなかった友人関係でも同じこと。再会後の数回は思い出話やその後の生活の話で盛り上がっても、現在進行形での興味が違うとなかなか話は続かない。

母親が何に興味があるかなぁとしばらく観察していると、ステイホームの長期化で益々テレビ一辺倒。あまりテレビ番組を見ない私には、なかなか反応出来ない。11月から始まったNHKの朝の連ドラは正に80代の母には自分の人生を振り返るような時代設定らしく、「カムカムエブリバディ〜って私も歌ってたんだよねぇ。」と嬉しそうに話するのを聞いているうちに、母親の生きた時代をもう少し理解してみようとこの1週間ほど見ている。仕事だと当たり前に必要な知識を得る為の努力をする。同じ様に自分の生活も能動的に更新していくと割と楽しくなるものだ。