食われる家族

⑤Day10 2021/11/26(金)

寒い日は暖かい部屋で映画に限る。早く夕飯を済ませたので2020年の韓国映画「食われる家族」を鑑賞。こんな怖い展開を予想してなかったので、暖かい部屋にいてもどんどん寒くなってしまった。怖い!

題名からも大体の展開は読めるし、「パラサイト半地下の家族」の世界だなぁと最初は余裕があった。でもパラサイトのように全然笑わせてくれないし、出演者達の表情がどんどん怖くなり自分もどっぷりハマっていく。

印象的なのは韓国のお金持ち家庭の家が120%西洋仕様、お手伝いさん文化健在。そして韓国人の働きっぷり、家庭を省みずに仕事一筋。ここは最近「国際市場で会いましょう」をみていたので繋がった。

冒頭のシーンで建築家で起業した主人公ソジンが、会議で家や家族について意見を求められてとても動揺してしまう。25年前に行方不明になった妹ユジンが突然入り込みその家族がどんどんマインドコントロールされて行く。おかしいと気付きながらも暴走を食い止められない主人公。主人公の不安の正体がわからないまま話は進む。結果はカルト宗教に主人公の娘さんが狙われていたのだが、妹が本物の妹だったかどうかわからないまま映画は終わってしまう。

コロナ禍の公開ながら韓国でも大ヒットしたそう。

経済的成功とは裏腹に生活の基盤が怪しくなり、いつも不安を心に抱えている社会では時代や国を問わず同じ様な事が起こるものなんだなぁ。

韓国ドラマや映画にハマる人の気持ちが最近わかってきた。